建築家・柳沢伸也+柳沢陽子さんのブログ「古民家のセルフ・リノベーション」
古民家のセルフ・リノベーション
2017/04/27 更新
友人N氏が築80年を越える古民家を購入し、セルフリノベーションする
というので、解体のボランティアに参加した。
柱と梁を残して、外壁も内壁も自らで塗るという。
2階の床をぶち抜いて、吹抜のリビングを作るらしい。
解体作業をしながら、さらにプランニングの夢が膨らむという。
作業途中で、さまざまなものに出会った。
写真は、ふすまの表紙の裏に隠されていた昔の建具デザイン。
江戸情緒を思わせるかわいらしい意匠だ。
袋張りに使用した新聞紙や、昭和10年代の10銭硬貨も見つかった。
解体途中に見つけた建具の引き手金具などは再利用するらしい。
建物は屋根と柱・梁を残して、もうじき生まれ変わる。
昔の記憶を残しつつ、新たに命を吹き込まれた建物がどんな風にできあがるか
今から楽しみである。