建築家・柳沢伸也+柳沢陽子さんのブログ「食文化都市 鶴岡へ」
食文化都市 鶴岡へ
2015/01/21 更新
学校給食の発祥の地はどこでしょう?
答えは、山形県鶴岡市です。
鶴岡市の私立忠愛小学校において昼食を提供したことが学校給食の始まりとされています。
お寺の住職が中心となって寺内に教育の場を設置したものの、子どもたちの大半が弁当を持参することができない貧しい家庭だったことから、住職一同が托鉢により浄財を募り給食を始めたようです。
126年前の昔から、食についてはとても関心が高かった土地柄なのです。
そんな鶴岡市が2014年12月1日に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の創造都市ネットワークで、食文化都市部門への加盟が認められました。
食文化都市としては国内初の快挙で、今後、豊かな食材を活かした地域づくりが進められる予定です。
ユネスコ創造都市ネットワークというのは、食文化やデザイン、文学など7部門があり、日本では他に横浜市(デザイン)、神戸市(デザイン)、札幌市(メディアアーツ)、金沢市(クラフト)、浜松市(楽器と音楽)が認定され、地域文化を活かしたまちづくり戦略が立てられています。
創造都市鶴岡を目指した中心市街地活性化に、同僚とともにこの春から参画することとなりました。
これまでの経験やイタリアでのスローフード取材経験が活かせるか?
高齢化と人口減少の続く鶴岡ですが、精いっぱい努力したいと思います。
(写真は、農家郷土料理店 知憩軒のランチ)