建築家・柳沢伸也+柳沢陽子さんのブログ「木造準耐火の燃えしろ設計」
木造準耐火の燃えしろ設計
2014/11/28 更新
アール屋根の家は木造3階建ですが、東京都安全条例の新防火制度の対象地域内であるため、準耐火構造としなければなりません。
準耐火構造とするのに、一番簡単なのは柱・梁を石膏ボードで防火被覆することなのですが、この住宅では弧を描くせっかくの梁・柱を見せたい。
そこで、表面が燃えても構造体力上支障が出ないように、あらかじめ柱・梁を太くしておく「燃えしろ設計」という手法を用いることとしました。
構造計算上必要な寸法に35mmの燃えしろを付加することで、柱・梁を見せることが可能となりました。