建築家・本井公浩さんのブログ「縦繁(たてしげ)障子を使った意匠デザイン」
縦繁(たてしげ)障子を使った意匠デザイン
2020/05/18 更新
弊社事務所改装工事/和のイメージの創出
[縦繁(たてしげ)障子を使った意匠デザイン]
数年前 既存建物の解体現場で廃棄されそうになった障子を引き取り倉庫で保管していました。
職人が手間を掛け製作したであろう障子を何とか他の物件で活用できないかと・・倉庫内で約7年眠っていた物です。
最終的に弊社改装工事にて再利用させていただくことにしました。
取付作業では工夫が必要な場面も多々ありましたが、何とかセッティング。
空間上に繊細な格子のアクセントが映えます。照明を仕込み行灯のようなイメージでフレームごと浮かせました。
内部は収納になっていますが、照明装置のような感じです。
何かを大切に扱い、空間上に維持しているような気持ちになります。何かは分かりませんが感じることが大切なように思います。