建築家・中村弘道さんのブログ「「失われた建築展」世田谷美術館17」
「失われた建築展」世田谷美術館17
2015/11/20 更新
全体の考察・感想:
区の住民の中にも美術館にしばしば訪れ、自分のものにしている方々が世田谷区の場合は結構多い。建築の模型など見たこともない方々が、感動して二~三回も訪れていただいた方も多くおられました。それほど日本では建築家のやった設計などが一般化していないことをつくづく感じ、こうした展示会がもうすこし日常的におこなわれ身近になるような機会があってもよいのではないかと強く感じました。身近な住まいの環境など世田谷区は狭小化してかつての緑の多い街並みは壊されていきます。とても私にはつらい毎日を街を歩くたびに痛切に感じている昨今の中で、世田谷区として建築家の力と合わせ何とかならないかと思うのでした。区の強力なポリシーが少ないことが区の独自性を欠くことになるのかもわかりません。