建築家・中村弘道さんのブログ「みのがせない新書籍の発刊」
みのがせない新書籍の発刊
2013/07/22 更新
今年の9月に丹下健三生誕100周年になるのにちなんで、かねてから研究を続けておられた、豊川斎嚇氏の執筆で「KENZOU TANGEと丹下健三」(オーム)が出版されました。これは何人かのスタッフの隠れた当時の状況から丹下健三のその人なりと話題を集めて収録した、またそのスタッフのその人なりの姿を映し出された、ユニークな本となっています。
私もURTECの節目に様々な経験をしまして、当時のことを語っております。
現在の建築界の状況から当時の夢多き、日本を含めた未来への期待を込めた状況でもありましたが、参考になるかと思いますので、ご一読ください。
若い力の発揮できない現在の日本のクリエーシォン(建築)界の制約された公共建築への参加の門口にも立てない制約の中で、閉ざされた業界の習わしや、排他性は世界の中で、どんどん後退し続け、アセアン諸国の中でも遅れをとっている。この現状で自民党の勝利でますます加速すると予想されなければよいと危惧する、一人として憂うばかりだ。若い人のパワーで粉砕しなければならない。