建築家・中村弘道さんのブログ「住宅はその住まい手の人生そのものの器で・」
住宅はその住まい手の人生そのものの器で・
2012/12/20 更新
住宅はその住まい手の人生そのものの器である。
10年、15年、20年と家族の成長や変化や年齢が嵩むとおのずと気持ちの変化や経験値などの堆積により、空
間の居場所も変わり飽きてきたりもする。
そうした変化に対してもよい空間はいつまでも飽きないし、おのずから工夫をしてもっと良い発見をした
り、さらに良い居場所をつくりだし大切にする。そうした住まいの設計を私は目指している。本当に安心し
て過ごせる住まいとは機能的な要求よりも大切にしたい。生活の中での居場所は陽の光と影の変化が雰囲気
をつくり出さ日てくれ、人はそうした自然の織り成す空気を読み感応し自ら好きなところで場所を見つけて
時を過ごす。部屋を造り、仕切り、それが自分の居場所だけではないので、時間とともに常に変えられるワ
ンスペースの住まいが自由がきいてとても生活しやすくなる。
そのような観点で住宅設計の場合は取り組んでいる。