船橋　純司さんの作品事例一覧 注文住宅,価格の安い順 【建築家O-uccino（オウチーノ）】

近隣は住宅と集合住宅が混在していて、閑静な住宅地も、そう遠くない未来には、煩雑な環境になることは予想できる。そんな中、どうやって条件を満たしながら街区に取り込んでいくのかが一番の課題だった。それに、住宅としてはかなりのボリュームになる建物をいかにして、威圧的にならないかとも考えた。

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住宅用として開発された土地　二区画分を使っての専用住宅である。
イメージは居室空間と、外部空間を重ねて、内、外の２つの階段を絡めボリュームがある空間を回遊できる、ちょっと贅沢な住宅ができあがった。
外からは閉鎖的にみえるかもしれないが、内部空間はのびのびとした明るいコーナーを持ち込み、内、外の曖昧さが楽しい住宅になったと思う。

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二世帯住宅でいう独立性とは、集合住宅的な意味でいう独立性ではなく、長年別々に暮らしてきた二つの夫婦のライフスタイルを継続、さらに昇華させたいということである。
同じ屋根の下に両親＋夫婦＋子ども２人が生活する理想的な日本人の家庭である。私も核家族から、何世帯もの人たちが一つの屋根の下で生活する考えに賛成で、これからもそのような住宅を手がけていきたいと思います。

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環境がいい敷地という事は、建築条件が厳しいということにもなる。要望のプールを屋上に上げることにより、建物の配置が自由にできた。都会の森になるにはそれほどの年月は必要としなかった。夜になると、動物の鳴声がする。まさに都会の森に住んでいる実感である。

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街並みの景観をなるべく壊すことなく建物一層分を地階とし、傾斜した敷地に沿うように低く抑えた。建物は東棟・西棟からなり、ガラス張りのブリッジで結ばれている。
この計画では外部や都市へと拡散していくのではなく、どちらかといえだ内へと向かう姿勢である。現代の都市状況の中に新たな秩序を持ち込みたい。小さな住宅であっても都市そのものと対峙するものでありたい。

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計画地は区画整理されたほぼ正方形の土地であるが、残念ながら周りの環境は特徴らしいものは何もなく、建物もまばらであった。しかし、近い将来はハウスメーカーの建物で埋め尽くされることは十分に予想できた。そのため街路に向かって閉じた都市型住宅を当初から考えた。　アールがつけられた２枚の壁はアプローチとなっており、街路との引きは路地的な演出も意識した。

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