建築家・竹内国美・竹内由美子さんのブログ「4号特例縮小」
4号特例縮小
2023/04/19 更新
4号特例縮小、もしくは4号特例廃止。
一般の方にはピンとこない言葉かもしれませんが、
建築基準法の改正によるもので、
住まいづくり、特に構造、性能に大きく関わってきます。
実は既にその基準に準拠した設計をしているのでそこは余り問題無いのですが、
とは言え申請の手続きが変わり、実務、スケジュール、申請費用等に影響があります。
また建築物省エネ法改正とも関連していて、その辺りも関わってきます。
4号特例廃止(縮小)は建築物省エネ法改正と共に2025年4月から施行予定です。
ところが、な、なんと!
取手市は4号特例縮小に先行して、今年4月から一戸建ての木造住宅は100m2以上は中間検査が必要となり、
また確認申請に際し構造関連の資料の提出が必要との事です。
そんなケースがあるのですね。
しかしたまたまスケジュールに問題無かったから良かったものの、
そんな大事な事を役所調査の際に窓口は何故教えてくれなかったのでしょう・・・
多額では無いものの中間検査の費用も掛かりますしね。
他の地域でもそのようなケースがあるかもしれませんので業界関係者の皆様、ご注意ください。