建築家・竹内国美・竹内由美子さんのブログ「壁仕上げ・紙クロス」
壁仕上げ・紙クロス
2013/06/14 更新
壁仕上げとして良く採用するのがオガファーザー、もしくはルナファーザー。
元々は塗装の下地用の紙クロスですがそのまま使う事が多いです。
再生紙とウッドチップによる天然素材で作られているので、
日頃皆さんが良く目にするビニールクロスと違い、
通気性・吸湿性があり、結露やカビの発生も抑える、呼吸する壁紙です。
シンプルで素材感があり、温かみのある手触り、柔らかい反射光も魅力的です。
もちろんその上に塗装して仕上げとしても良いです。
材工でおおよそ1500円/m2前後と、いわゆる中級品ビニルクロスと変わらず、
価格が手頃なのもまた魅力です。
ただし、薄い材なので特にリフォームの場合は下地の不陸をひろいやすく、
下地処理で若干金額が上がる事もあります。
また防汚処理がされていないので汚れに対しては注意が必要ですが、
その点さえ気をつければお勧め出来る壁の仕上げ材です。