建築家・石川淳さんのブログ「オークラ本館宿泊記・13」
オークラ本館宿泊記・13
2015/10/22 更新
本館正面夜景です。
外壁面とその手前に菱形の格子が浮いている二重レイヤーとなっていて本当に美しいです。
政界の人々が多く利用したのが本館だそうで、主要出入り口がこの正面以外に宴会場側や別館側にもあり、記者たちを「まく」のに好都合だったそうです。
夜景はLEDライトで日本的な紫っぽい色でライトアップされ、とても美しいものでした。
神谷町から上がって来てたこちらの側からのショットが格別に綺麗に思います。
客室窓がひとつの特徴で、現代のホテルは正方形の滑出し窓が客室にひとつあるのが主流ですが、ここでは引き違い窓が客室に幅広く接し、開けることも出来るので夜の東京の音や空気を直に感じる事ができます。
その点も多くの外国著名人に愛された理由との事を聞きました。
オークラ本館滞在記はおしまい。
惜しまれつつ閉館しましたが、谷口さん設計の新しいオークラ本館タワーの完成も楽しみです。