建築家・石川淳さんのブログ「玄関ホールと靴入れ」
玄関ホールと靴入れ
2015/04/21 更新
外の道路より高いレベルに玄関があるためこのように「見渡す」感じになります。
また、植栽帯のおかげで歩道とも一定の距離がとれて、歩行者からの視線にも一定の距離がとれます。
いつも設計する時は玄関土間を広めや細長くなどと設計しますが、今回も広めで3畳ほど。
外の景色が見え、中庭にも面している玄関ホールです。
壁面は靴入れとポストになっていて、外のポスト口から左の穴の中に郵便が入ってくるようになっています。大工さんに加工してもらい、建具屋さんに扉を付けてもらい、現場で塗装屋さんに白く塗装してもらいます。家具工事とちがって造作工事は建物にピッタリ作る事ができますが、引き出しなど細工が繊細な物は、工場で家具として製作しなければできません。
どの家でも靴入れはあるので、このあたりはいつも工夫のしどころです。