建築家・藤田 敦子さんのブログ「Bois設計室の家づくり①_無垢材とは?」
Bois設計室の家づくり①_無垢材とは?
2023/03/15 更新
Bois設計室では、国産無垢材を使った家づくりに取り組んでいます。
家の骨組みである柱や梁に使用する木材にはどんなものがあるのでしょうか。
日本の住宅の多くには、「集成材」と呼ばれるものが家の骨格である柱や梁に使われています。
集成材は、小さな木を寄せ集めて接着し1本の柱や梁にしたもので
乾燥状態や品質が安定していて、反ったり割れたりしづらいことがメリットである材料です。
2003年に施行されたシックハウスに関する法令により、接着剤の成分については昔より厳しい基準が設けられていますが、今でも新築やリフォーム後の初期にシックハウス症候群などの症状を発症される方があります。なぜなら、規制はあれど有害物質は0ではないからです。
「無垢材」とは、木の丸太の皮を剥ぎ、削って必要な大きさの角材や板材に仕立てたものを言います。
日本の住宅産業における「無垢材」の柱や梁の主流は輸入材です。前述の「集成材」にも輸入材が多く使われています。
国産の無垢材は、輸入材と違い薬剤処理をされる事もなく接着剤も使用していませんのでその点では安全です。
柱や梁などの建物の骨組みに使用する「無垢材」において、大事なポイントの一つが「乾燥」です。
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