耐震リフォームのチェックポイントを解説

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耐震リフォームのチェックポイント

効果的な耐震補強をするためには、現在の建物の状況を知ることから始まります。あなたの建物はいくつあてはまりますか?少しでも不安だな、と思ったら。まずは耐震診断を!

耐震リフォームのチェックポイント

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耐震リフォーム、その前に。事前に知りたい8つのポイント

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耐震リフォームや耐震診断を行う前に、まずは自分でできる簡易な診断を行ってみましょう。下記の8つのチェックポイントを確認し、3つ以上当てはまるようなら、専門家による耐震診断がおすすめです。
→建築家オウチーノの耐震診断はこちらから

1)1981年以前に建てられた建物「旧耐震」制度下の1981年以前に建築確認を受けた建物は、古い耐震基準をもとに建てられているため、それ以降の「新耐震基準」以降の建物よりも耐震性に気を遣いたいものです。1980年以前の住宅の場合、現在の耐震基準に合わせるためには、構造部分からの抜本的な改修が必要となります。とはいえ、1981年以降の建物でも経年の劣化による耐震性能の低下は避けられません。特に1995年の阪神・淡路大震災以前の建物で、一度も耐震診断を受けたことのない住宅にお住まいの場合は、助成金などのプログラムが充実していますので、自治体等役所に相談してみましょう。

2)海岸・河川・埋め立て・丘陵地帯にある建物東北大震災での千葉県浦安市や江戸川区の液状化現象は記憶に新しいところ。島国日本は、軟弱な地盤を数多く抱えています。特に都市部に多く注意が必要。扇状地と三角州の境目、阪神淡路大震災では阪急伊丹駅や三宮フラワーロードも甚大な被害を受けました。軟弱地盤は揺れが大きくなるので、壁量も50%増しにするよう建築基準法でも定められています。1995年以降、建物を建てる前の地盤調査が義務づけられましたが、それ以前の建物は要注意です。

3)1階より2階が小さい建物建物はビルのように1階から2階までストンと外壁線が揃っていた方が構造上安定します。2階が小さい建物は一見安定感がありそうですが、建物には負担がかかっており、地震が起こった時に2階の重みを1階が支えきれなくなってしまう場合もあります。また、間取りに合わせてそれぞれに屋根が付いているような家も、各部屋がバラバラに動いて被害が大きくなります。重心の上に2階がないと家はバランスをとることができません。

4)1階より2階が飛び出している建物2階部分を飛び出させて柱だけで支えたり、または支えが何もなく軒のようになっていたり、オーバーハングした建物は庭の広さを損なうことなく建物内の広さを確保することができます。しかし、構造上非常に不安定になりがちで、地震に弱く危険です。住宅に加わる地震の強さは、建物が重いほど大きくなり、特に屋根部分が重くなるとより不安定になります。
日本式の瓦屋根の建物は地震に弱く、2階にピアノや本棚など重たいものを置くのも好ましくありません。

5)1階に壁が少ない・間口が狭い建物1階を壁だけにして車庫として使うお宅をよく見かけますが、実はこれも耐震性の乏しい家になってしまいます。1階の開口部を多くとって店舗などにした建物も、2階をささえきれずに1階部分だけ倒壊する可能性があります。また、間口の狭い建物は、間口方向の壁を取りにくく、地震の方向によってダメージを受けます。さらに、壁の割合が偏っていると、地震が起きた時にねじれが起きて弱い方に倒れてしまいます。開口部は東西、南北に同じ程度作るのが理想です。

6)基礎が弱い建物基礎は見えない部分ですが、ひび割れが起こっていたり、鉄筋コンクリートではなくブロックや大谷石でできているものは圧縮強度も引っぱり強度も非常に弱いです。現在では基礎は鉄筋コンクリートで作るように建築基準法で定められています。住宅すべての荷重を地盤に逃がすという大切な役目を担うため、一番強度が必要な部分です。最もコストをかけるべき箇所であり、仕上げや設備は抑えても基礎を贅沢に作ることがいい家づくりに必要です。

7)老朽化した建物住宅は新築したあとが問題。地震や風雨にさらされて劣化していく家をいかにメンテナンスしていくかがポイントです。土台や柱などが腐ったり、ひび割れたり、シロアリ被害にあっていたり、雨漏りがしていたり、強度に不安のある建物は地震にも不安があります。建物を天敵の水やシロアリから守り、不具合はこまめに直す。日常のちょっとしたケアが地震からあなたを守ってくれます。

8)広い部屋、吹き抜け、たくさんの窓がある建物開放感のある広々とした部屋や吹き抜けは憧れですが、耐震の観点上あまりお薦めできません。開口部が多く、壁や柱が少ないと、構造的なバランスをとりにくく、耐震性が劣る原因になります。吹き抜けはなるべく小さくして、梁をわたすなど十分な補強をしなければなりません。また、窓は外壁の3/4以内に収めないと壁の強度が不足してしまいます。自分の理想と、建物の構造計算をよく見比べて計画していくことが大切です。

耐震リフォームあれこれ

耐震リフォームのチェックポイントからその方法、耐震基準適合証明書まで、耐震工事・耐震リフォームに関する基礎知識をご紹介します。

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※2013年10月「リフォーム産業新聞調べ」