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駐車スペースのリフォーム

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駐車スペースについて

駐車スペースのうち、「カースペース」とは柱も壁も屋根もない車を駐車する場所のこと。「カーポート」とは屋根と柱、梁などがあるだけで、壁に囲まれていない簡易的なもののこと。「ガレージ」とは少数の自動車を格納するための建物、車庫のことをいいます。住宅の広さや周辺環境を考慮してお選びください。

●カースペース

オープンなので、紫外線や風雨にさらされ車が傷みやすく、保管上も無防備です。駐車スペースをオープンにする場合は、防犯面で注意が必要になります。住宅内から駐車スペースが見えるようにすれば、不審者の侵入を防ぐことができます。その他、防犯灯や防犯カメラ、門扉の設置などの対策を。

●カーポート

屋根の設置は、クルマの保護に効果があります。屋根を付けるだけの気軽さとコストの安さで人気がありますが、屋根の材質に法規制がかかる場合があるので注意が必要です。
屋根代わりに上部にデッキを設け、バルコニーとして上部空間を活用するのも注目されています。ただし、作り方によって建築面積に算入されるので、こちらも十分な検討を。

●ガレージ

家族構成の変化などによっては、一室を撤去してビルトインガレージにすることも可能。保管面や防犯上は優れていて安心ですが、費用はかかります。扉やシャッターを設ける場合は、リモコン操作などの機能面をはじめ、周囲との調和あるデザインになるよう配慮が必要。

●レイアウト

駐車スペースは、直角駐車の場合、軽自動車で4.0×2.2m、大型の普通自動車で5.9×2.9m。平行駐車の場合、軽自動車で4.1×2.0m、大型の普通自動車で7.7×2.4m必要です。自転車やバイクの置場も忘れずに景観を考慮しておきましょう。車いすの場合はさらに間口を広く取る必要があります。スペースに余裕がなく出入りのしにくい駐車スペースでは出かけるのも億劫に。道路への出入口は見通しを良くし、出し入れがしやすいように心がけましょう。
また、住宅と駐車スペースの配置は、住宅の採光面、排気ガスの影響、安全で便利な出入りなどを総合的に見る必要があります。

●デザイン

車が出たあとに、味気ない空間ではなく美しく見せるのもポイント。庭の一部や子供の遊び場として活用すれば、生活空間に広がりが生まれます。コンクリートを貼るだけでなく、レンガやタイルなどで構成するだけで、家の格調も上がります。
また、洗車のための水洗の確保もお忘れなく。カー用品の収納スペースや電動ウォッシャー用の屋外コンセントも設置すると大変便利です。洗車のために床は水はけのよいものを。

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