建築家・角野巌根さんの作品
育てる家
- 依頼者の要望
- ・高断熱・高気密の家にしたい。
・将来親と同居する可能性や3人の子供が自立していくことも考え、可変性のある家にしたい。
・動きやすいプランで、収納はファミリークローゼット等、できるだけ多く確保したい。
・内外装ともブルックリン調にしたい。
- 建築家のコメント
- 南に大きく開いて明るさを確保しつつ動線に工夫をこらした案が採用となった。動線は来客用動線と家事・生活動線(裏動線)に分けた。来客動線は玄関から直接LDKに案内でき、裏動線は玄関からLDKを介さず水回りや2階へ移動できる。裏動線を設けたことで1階に回遊性が生まれ、行止まりのない使いやすい動線となった。また裏動線上に収納スペースを設けた為、収納量も十分確保できた。将来子供が自立する事も考え2階の子供室(3室)には可動間仕切壁を採用。壁を開ければ大きく1部屋として使える。また親と同居できるよう1階に増築スペースも確保した。断熱性については省エネ等級4を余裕でクリアできる性能としており、気密性もC値0.4㎠/㎡となっている。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
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建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | 4LDK | 総工費(目安)※ | 2500万円 |
敷地面積 | 300.0m2 | 延床面積 | 121.0m2 |
設計・デザインのポイント | 敷地から見える風景や光をどのように建物に取り込むか、またご要望にある動きやすいプラン・可変性・収納量をどのように計画するかがこの住宅のポイント。 ちなみに作品名の『育てる家』はお子さんを気持ちの良い環境で育てていくということ、そして可変性を持たせた家そのものを育てていく(手を加えていく)という想いを込めています。 |
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所在地 | 愛知県 瀬戸市 | ロケーション | 郊外 |
沿線 | - | 工期 | 設計:4ヶ月間 施工:5ヶ月間 |
竣工 | 2020年 01月 | メディア掲載 | - |