建築家・荒木毅さんの作品
日野の家(杉材現しの家)
- 依頼者の要望
- 細長く奥に崖の部分もあって売れ残っていた土地だが、日差しの入る住み心地の良い山小屋のような木の家を作りたい。沢山ある本を収納したい。
- 建築家のコメント
- 工事の際には、毎回奥様が現場打合せに来られ、現場監督と私と三者で打合せを進めました。実施設計で細かく書かれた内容も、現場での微調整を経て完成度の高い建築になって行くものですが、現場打合せを施主・設計者・工務店の三者が集まって、直接のコミュニケーションを通して行えたことで、建て主様も細部まで納得して暮らせる住宅となりました。
フォトギャラリー(クリックで拡大できます)
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奥行きのある敷地なのでアプローチを長くして道路から玄関までの距離を取りました。 -
1階はリビングです。中央の螺旋階段の先に小上がりの板間、外部デッキと繋がります。 -
2階は杉材現しの内部空間です。ハイサイドからの光が吹抜けを介して1階に届きます。 -
杉材の柱・梁のシンプルな架構と外部の樹木。 -
階段より1階・2階を見ています。シンプルに作られた木の家です。 -
浴室も緑に開いています。外気や太陽光を取り入れます。 -
南側バルコニーと上部庇。木漏れ日がふり注ぐ気持ちの良いバルコニーです。 -
南側外観(大開口に掛かる軒の出の深い庇と緑。広いデッキ。) -
書斎は、ご主人のご希望に合わせて本棚の高さや数など調整しました。 -
骨組みに組み込まれた本棚は強度があります。上下階に繋がって沢山の本を収納します。
この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | 3LDK | 総工費(目安)※ | 2500万円 |
敷地面積 | 133.0m2 | 延床面積 | 90.3m2 |
設計・デザインのポイント | 郊外の住宅地、丘の中腹に建つ、シンプルな外観と簡潔な内部空間を合わせ持つ木造二階建て、三人家族と二匹の猫のための二世帯住宅です。南側には庭に李(すもも)の木が、隣地の崖には樹木が多く茂っており、この家のいろいろな場所から緑が目に入ります。智頭杉の柱・梁「現し」の骨組みを生かした木の家です。杉材の柱・梁・床が白い壁とかたち作るシンプルで優しい内部空間が家族の生活を包みます。 | ||
所在地 | 東京都 日野市 | ロケーション | 郊外 |
沿線 | - | 工期 | - |
竣工 | -年 | メディア掲載 |
新建築 住宅特集 vol.3302013年10月 |
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