建築家・川島勝久さんの作品
和田東の家
- 依頼者の要望
- ・中庭を中心に部屋を渡りながら回廊できる空間にしてほしい
・和室のトップライトは明るすぎず、ほんのりとした光にしてほしい。
・中庭は植栽だけにせず、デッキを半分くらい設置したいが、庭と違和感のないようにしてほしい
・居間とダイニングは空間的にはつながりながら、視線をなんとなく遮るようにしてほしい
・防犯を考えつつも夜、窓からの風通しをよくする工夫をしてほしい
・木にこだわり、杉の家とし、天竜TSドライシステムの材を使ってほしい
・防災を考え、ハザードパップに基づき、平屋だが、冠水しないように高基礎にして欲しい
- 建築家のコメント
- 1年半かけて打合せさせていただき、一緒に天竜TSドライシステム協同組合様にお伺いして、杉材を確認しに行ったりしました。こだわのデザインをパースや模型を使って色々と表現して提案したり、説明する等、楽しく仕事をさせていただきました。また、現場が始まっても色や納まりについて再度一緒に考え、デザインできたことはひとえにクライアントの懐の深さであると感謝しています。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
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建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | 4LDK | 総工費(目安)※ | 6000万円 |
敷地面積 | - | 延床面積 | 197.6m2 |
設計・デザインのポイント | 通常、ロの字型の中庭のある家では中庭を取り巻く建物が単純化され、平面的になるのを、やめて、大きな屋根と小さな屋根を組み合わせる事で、空の切り取りに変化をつけ、奥行き感を出すデザインとした。また、内部においても、明るいところとあえて最低限の照明として暗いところを作り、中庭への視線を誘導するようなデザインとした。 | ||
所在地 | 愛知県 | ロケーション | 郊外 |
沿線 | - | 工期 | 設計:18ヶ月間 施工:9ヶ月間 |
竣工 | 2011年 04月 | メディア掲載 | - |