建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
NT.PH
- 依頼者の要望
- 既存建物は4階建てのビルで、都心から少し離れた場所に立地している。周辺は緑が多く残されており、特に最上階の4階部分は、周囲に高い建物がないことから、見通しの良い視界が広がっている。その4階部分を、住居スペースとして利用出来るように改修を行った。
- 建築家のコメント
- 改修は、新たに、鉄板で構成された大庇を、東側のテラスから、内部空間を貫通し、西側のテラスまで連続して設け、外部と内部の境界は、制作のスチールサッシ用いて、それらを開放することで、内外が一体化する空間構成としている。
更に、西側のテラスは、大庇によって架けられた屋根面から、鉄板を床面近くまで立ち下げ、ベンチとしても利用出来るように、外部空間を囲い込むことで、屋上の強い日差しや、風雨、周辺からの視線を遮り、半屋外のテラスとして積極的に利用できる空間としている。テラスと連続したモルタル床部分には五郎太石の上をガラス床のブリッジでアクセスすることで、そこに新たな境界を作り出し、本来意識されるはずの外部と内部の境界を、曖昧なものとしている。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | リフォーム・リノベーション・増改築 |
---|---|---|---|
建物の種類 | オフィス・事務所 | 構造 | RC造(鉄筋コンクリート造) |
施工面積 | - | 総工費(目安)※ | 2600万円 |
築年数 | 28年 | ロケーション | 郊外 |
施工前の間取り | 施工後の間取り | ||
設計・デザインのポイント | 既存建物の4階部分は、東側、西側に、広い屋上スペースを持つペントハウスとなっている。ただ、既存の内部空間は、東西の広い屋上スペースに対して開口部を設けているが、外部空間を積極的に利用していなかった。その4階部分を、外部と内部が一体化するような空間として、ペントハウスの特性を生かした改修が出来ないかと考えた。 | ||
所在地 | 東京都 | 沿線 | - |
工期 | - | 竣工 | - |
メディア掲載 | - |
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がそ...続きを読む
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