建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
TM.house
- 依頼者の要望
- 敷地は住宅街に位置し、旗竿形状の土地であることから、四周は個人住宅や共同住宅によって囲まれている。
周辺建物のそれぞれは、敷地に向かって開口部を有していることから、プライバシーの確保が必要となる。
建物は、前面道路からの竿状部分をアプローチ空間として利用し、奥側の旗状部分に建物を配置
せざるを得ないが、許容される建蔽率の最大面積を、奥側の旗状部分で確保すると、建物は、敷地いっぱいに配置する必要があるため、敷地境界からセットバックするなどして、周辺からの距離を確保することが難しい。周辺からのプライバシーを考慮すると、外壁の開口部は通風などを目的としたものとして、あまり大きな開口部を設けない方が望ましいと考えた。
- 建築家のコメント
- 住宅のゾーニングを検討したところ、1階を生活の中心の空間として、LDK、水廻り、家族全員分のウォークインクローゼットを集約し、2階に寝室を配置することが、施主のライフスタイルに合っているとの結論に至ったが、敷地いっぱいの建物形状で、1階に最大限の面積を確保した生活空間を確保することから、特に1階への採光をどのように確保し、また、生活空間に広がりを持たせるかが課題となった。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | - | 総工費(目安)※ | 3500万円 |
敷地面積 | - | 延床面積 | - |
設計・デザインのポイント | 室内全体に採光を確保するため、屋根、テラスにはトップライトと大小のテラスを配置し、2階の寝室などに必要な床以外を吹抜けとガラス床によって構成したヴォイドとして、建物全体に散りばめて配置することで、1階まで明るい光をもたらしている。 ヴォイドは1階の生活空間から見上げた際に、中庭やトップライトなどを通して、空まで視線が抜けるように立体的に配置することで、生活空間に広がりをもたらしている。 |
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所在地 | 東京都 | ロケーション | 住宅密集地 |
沿線 | - | 工期 | - |
竣工 | -年 | メディア掲載 | - |
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がそ...続きを読む
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