建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
MR.house
- 依頼者の要望
- 周囲の喧噪を遮断しながら、開放的で静かな住環境を確保したい。
また、開放的な浴室をつくりたい。
- 建築家のコメント
- 既存建物の改修において、室内と外部とのつながり方を考察した住宅である。
敷地は山手線に道路を介して面した都心の住宅密集地で、その周囲は商業施設に囲まれている。
一日中通過する電車の音、都会の喧噪を遮り、静かな生活を確保する事が求められた。 外部に対して閉じれば音の問題は解決出来るが、息苦しい空間となってしまう。そこで、半外部空間を室内に挿入し、周囲の喧噪からのバッファーとすることを目論んだ。
半外部空間の存在は縁側のように、外部の影響力をやわらげながらも、連続性を強め、都心にありながらも静謐な住空間を実現させた。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | リフォーム・リノベーション・増改築 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | RC造(鉄筋コンクリート造) |
施工面積 | - | 総工費(目安)※ | 2200万円 |
築年数 | 18年 | ロケーション | 都市部 |
施工前の間取り | 施工後の間取り | ||
設計・デザインのポイント | 線路側に面するLDKと3F浴室には半外部空間を設け、木製建具で室内と分節し、半外部空間をバッファーとして外部と内部が段階的に連続するような構成とした。 半外部空間には給気と排気の換気扇を設置し、サッシを閉じた状態で常に空気が流れるため、室内の換気と通風を外部からの音を遮りながら確保出来る。半外部空間はサッシ、木製建具の開閉によって外部の延長、また内部の延長としても利用可能なスペースとなる。 | ||
所在地 | 東京都 | 沿線 | - |
工期 | - | 竣工 | - |
メディア掲載 | - |
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がそ...続きを読む
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