建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
KG.house
- 依頼者の要望
- プライバシーを保ちつつ居住スペースへ十分な光を取り入れることを望まれていた。
- 建築家のコメント
- 敷地は幹線道路から一本入り新興住宅地に位置する旗竿敷地である。旗竿敷地特有の奥まった静けさはあるが近隣の視線が行き交うこの場所で、プライバシーを保ちつつ敷地全体に視界が広がること、居住スペースへ十分な光を取り入れること、敷地に密接しながら周辺と分離された住環境を模索した。
木製トラス構造によって建物全体を持ち上げることで地窓を水平に連続させ、敷地全体に視線を広げると共に地面からの反射光を1階のワンルームに取入れている。大きな垂れ壁と2階のジグザグヴォリュームに囲まれた1階は十分な採光と通風を獲得しながら空間の奥としての性格を保っている。
密接と分離という相反する操作によって旗竿敷地の奥性を高め、閉じつつも開いた住環境を獲得している。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | - | 総工費(目安)※ | 2292万円 |
敷地面積 | 104.0m2 | 延床面積 | 99.5m2 |
設計・デザインのポイント | 1階をLDKの広いワンルームとし、2階に個室群を配置し、大きくは縦に機能を積層・分節している。周辺状況に関係なく光を取入れるため屋根の大きな開口を1階まで光庭として連続させ、2階の個室群を光庭によって分節することで、1、2階に十分な光を取り込んでいる。光庭の2階部分には壁面に開口を与えることで通風と採光を高め、諸室がその奥にあることでプライバシーを保ちつつ光庭と諸室の性格を明確に分けている。 | ||
所在地 | 神奈川県 | ロケーション | 郊外 |
沿線 | - | 工期 | - |
竣工 | -年 | メディア掲載 |
住宅インテリア究極ガイド2013-2014:X-knowledge2013年 住まいの設計 2012年3・4月号:扶桑社2012年 |
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がそ...続きを読む
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