建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
IM.house
- 依頼者の要望
- 緑豊かな傾斜地に家族4人で、自然と触れ合って生活できる居住スペースが求められた。
自然と触れ合いつつ、自然との共生をテーマにライフスタイルを考えられており、その中で、パッシブな住環境を形成することと、フレキシブルな平面計画が求められた。
また、住宅の意匠としてはシンプルな事と、使い方に自由度のある事が望まれた。
- 建築家のコメント
- 戸建住宅1件がいかに広い傾斜地、周辺環境と関係を深めることが出来るかが課題となった。
傾斜地と建物の関係を深める、内部と連続するためには床が接地していることが重要である。
傾斜と連続した水平面を形成するために土留めを兼ねた基礎部分を居住空間として構成している。基礎に囲われた空間と、その上部に持ち上げられたヴォリュームでおおまかに内部としての領域を形成した。
基礎と土留めを居住空間とすることで、ローコストを実現しながら、広い傾斜地や周囲と連続する敷地と一体となった小さな戸建て住宅が実現した。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | その他(RC造+鉄骨造+木造) |
間取り | - | 総工費(目安)※ | 2490万円 |
敷地面積 | 602.3m2 | 延床面積 | 123.4m2 |
設計・デザインのポイント | 敷地は土地全てが約30度の傾斜地で、木々に囲まれた緑豊かな環境である。 敷地と連続した基礎部分をLDK、その上部に持ち上げられた部分を個室と水回りとしている。基礎部分は敷地の傾斜に沿って敷地、周辺と360度視覚的に連続しており、傾斜地の上と下を動線として繋いでいる。基礎の上部に持ち上げられたヴォリュームは家族構成の変化に建具と可動収納で対応したワンルームとなっている。 |
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所在地 | 埼玉県 | ロケーション | 山地、山の近く |
沿線 | - | 工期 | - |
竣工 | -年 | メディア掲載 |
SUBLIME:Gestalten,Berlin2011年 新しい住まいの設計:扶桑社2008年11月号 NAMAS IR AS 2008 Nr.4:FOLIO VERSO2008年 Kitchen Journal'08~'09:X-Knowledge2008年 新しい住まいの設計:扶桑社2007年12月号 |
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がそ...続きを読む
この作品事例を見たユーザーからの評価
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1.9点 / 5点 評価者14人
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- (2点/5点) 評価者14人
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