建築家・山本浩三さんの作品
ID-HOUSE(中野区)
- 依頼者の要望
- 敷地は2~3階建ての住宅やマンションが建ち並ぶ、幹線道路から少し入った住宅地。建主のご夫婦は新しい住まいの舞台として、当初は分譲住宅やマンションもご検討されておりました。しかし、自分たちのライフスタイルにフィットした住宅が最良なのではとお考えになり、私たち設計事務所による家づくりを選択されました。建主の一番のご要望は機能的であること。「最初から住宅作品をつくろうとしてほしくない。建物性能(耐震性、断熱性、防犯性、メンテナンス性等)や住宅に不可欠な収納力、そして私たちのライフスタイルに合った動線はクリアした上で、デザインしてほしい。それが結果的に作品となればそれが一番です。」との事でした。
- 建築家のコメント
- 建物の性能を確保する上で最初にイメージしたのは、壁を多く、窓を最小限に抑える住宅でした。採光は縦に長いスリット状の窓から確保し、同時に壁が多く確保できることから、耐震、断熱性の向上にも繋がり、さらには防犯的にも有効であると考えました。平面計画はモノをたくさんお持ちのご主人、お掃除が苦手の奥様ということから、各階は視覚的に間仕切りのないオープンな空間ではなく、用途ごとに小刻みに仕切るプランとしました。各空間は、建主のライフスタイルに合わせた動線上に配置し、それをループ状に結ぶことで各階の行き止まりを無くしました。単に間仕切りのないオープンな空間ではなく「繋がる空間」で 仕切られた空間の中でも、広がりを感じられるように計画しました。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | 2LDK | 総工費(目安)※ | 1700万円 |
敷地面積 | 83.0m2 | 延床面積 | 90.9m2 |
設計・デザインのポイント | 開口部を抑えながら(断熱性の向上)も、採光を確保。単にオープンなスペースではなく、用途別に小刻みにスペースを仕切り、収納を確保しつつ、広がりを感じられる空間。 |
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所在地 | 東京都 中野区 | ロケーション | 住宅密集地 |
沿線 | - | 工期 | 設計:4ヶ月間 施工:4ヶ月間 |
竣工 | 2012年 01月 | メディア掲載 |
東京の建築家とつくる家2012年9月 |
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東京都世田谷区大原1-16-16シルクロードビル207
住宅を建てる時には必ず「要求」の前に「問題」があります。ご予算、敷地、家族、親戚、近隣の事など。これらの「問題」の解決策と「要求」とを住宅という一つの形としてまとめ、つくり上げていくのが、住宅の...続きを読む
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