建築家・村上 明生さんの作品
若久の家
- 依頼者の要望
- 実家の建替えでした。住み慣れた家のイメージを感じながら、時が経っても3世代家族が安心して住み続けられる家をお願いしました。
外観の特徴になっている深い庇と広い濡縁が強い日差しや雨を遮って、窓を開けると奥の吹抜けへ、風が心地よく通っていきます。雨戸、木製サッシ、障子の三層構造や居間と吹抜けを区切る引き戸は、音や熱を上手に遮ってくれるので助かっています。
敷地内の木を残し、設計・施工には迷惑を掛けましたが、室内から窓越しに見える緑は以前に増して心を和ませてくれます。
- 建築家のコメント
- 大工であった祖父が40年以上前に立てた住宅の建替えプロジェクト。
旧家の思い出を残しながら、新しい家をどのようにつくるかをテーマに、リビング周辺の間取りをほとんどそのまま残すことによって、旧家の記憶を継承させました。
1階の大きなリビングは、吹抜けと縁側に面し十分な開放感と一体感、風の抜けと光のたまり場となっています。
2階の真ん中にはライブラリーを設置。愛読家の父が今まで呼んできた本をいつしか子供たちが手に取り受け継いでほしいと願いを込めています。
家の記憶と人の記憶が無意識の中に繋がりを持つ住宅を目指しています。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | - | 工事の種類 | 注文住宅 |
---|---|---|---|
建物の種類 | 一戸建て | 構造 | 木造軸組み工法 |
間取り | 7LDK | 総工費(目安)※ | 2990万円 |
敷地面積 | 232.4m2 | 延床面積 | 146.1m2 |
設計・デザインのポイント | 長年住み慣れた住宅の建替えプロジェクト。 風と光を上手く取り入れ、自然素材を用いながら昔となんら変わらない雰囲気で 新しいものが取り入れられる事を目指した住宅である。 風水設計も取入れた住宅。 |
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所在地 | 福岡県 福岡市南区 | ロケーション | 住宅密集地 |
沿線 | 西鉄天神大牟田線 | 工期 | - |
竣工 | 2008年 07月 | メディア掲載 |
九州の建築家とつくる家2010年10月 |
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福岡県福岡市中央区大名1-1-3石井ビル201B
知る ⇒ 好む ⇒ 楽しむ 何事にも順序は必要!家づくりを楽しむにはまずそれが何なのか「知る」事・そしてそれを「好む」事。 どれだけ楽しんだかによって家への愛情は変るものです。 私達は愛される家...続きを読む
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