建築家・小泉 宙生/金山 大さんの作品
鳥居町の家
- 依頼者の要望
- 洋風の邸宅をイメージしつつ、和室など日本らしい家屋の良さも取り入れたい。
構造は、鉄筋コンクリート造として堅牢な住まいとしたい。
プライベートリビングとパブリックリビングを分けたい。
暖炉が欲しい。また、洋風の邸宅に見られるような石をふんだんに使いたい。
和室の続き間が欲しい。
コレクションの絵画を飾る壁を多く作って欲しい。
ガレージは3台分必要。
- 建築家のコメント
- 大きな建物になるほど、省エネ設計の効果が大きく現れます。
この住宅では様々な省エネの手法を意識して計画しました。
まず、敷地形状を最大限生かすべく東西に長い平面計画とし、深い軒を出すことで、角度が高い夏の日射は遮蔽し、低い冬の日射は建物の奥まで取り込み、自然の恵みを最大限得られるようにしています。
そして窓際の床はタイル張りとすることで、冬場の日射を蓄熱させて暖かな陽だまりを生み出します。
設備面では、蓄熱式床暖房を採用。深夜電力で暖めた熱を日中放熱することで、石張りの床を暖めています。
また、1階の鉄筋コンクリート部分は外断熱とし、熱容量の大きな構造体はすべて蓄熱体として機能させ、室内の温度変化が緩やかになるようにしています。
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この建築作品の基本データ
箇所情報 | 洗面 キッチン バルコニー・ポーチ 外構・エクステリア リビング・ダイニング 和室 玄関 階段 | 工事の種類 | 注文住宅 |
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建物の種類 | 一戸建て | 構造 | その他(1階RC、2階木造軸組の混構造) |
間取り | 8LDK | 総工費(目安)※ | 26000万円 |
敷地面積 | - | 延床面積 | - |
設計・デザインのポイント | 1階は堅牢な鉄筋コンクリート造、2階は軽快な木造としました。 それぞれの構造の良いところを活かし、高揚感がありながらも過ごしやすい住まいを目指しました。柱・梁には国産材の吉野杉を天然乾燥させて使用しています。 外壁に焼杉を採用したことで、モダンな形状ながらも優しい質感となっています。また、上下階で仕上げを変えることにより、ヴォリューム感を抑えるようにしています。 |
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所在地 | 三重県 津市 | ロケーション | 郊外 |
沿線 | - | 工期 | - |
竣工 | 2015年 07月 | メディア掲載 | - |
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小泉 宙生/金山 大 / 一級建築士事務所 株式会社SWING
大阪府大阪市西区立売堀6-6-18橘ビル3F
小泉:自然素材を使うこと。それは、今の時代が日常生活の中から切り捨ててきた感覚を、取り戻そうとする行為なのだ、と言えると思います。「触れて気持ちいい」「いい匂いがする」「古びていく様が美しい」。...続きを読む
この作品事例を見たユーザーからの評価
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