ダイニングのリフォーム
老朽化したダイニングのリフォームにはどのような工事があり、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。リフォームO-uccino加盟店がこれまで手がけた工事事例をもとに、工事費用の相場を確認してみましょう。その他、ダイニングのリフォームを行う際の注意点もあわせて紹介します。
ダイニングをリフォームする場合の費用について、事例をもとに見ていきましょう。
天井や壁などクロス張り替え(一部)や、キッチンとの間にカウンターを設置する工事が最小のリフォーム内容です。壁の一部にエコカラットを設置する工事も人気があり、いずれも10万円未満が予算の目安になります。間取りにあわせた食器棚をオーダーメイドで造作するリフォームもダイニングのリフォームでは人気があります。
ダイニング全体の内装工事(壁・天井・床)は量産品を使用する場合であれば、15万円前後~が費用の目安となります。ダイニングは天然の無垢材をふんだんに内装材として使用したり、造作家具を取り入れるリフォームも多く、そうした工事ではこだわり度合いによって費用が変わってきます。
リビング・ダイニング・キッチンが一体化した間取りが一般的な現代。ダイニングのリフォームは、リビング・キッチンと一緒に行うことが多く、レイアウトの変更を行うと、まるで別の空間へと生まれ変わります。
ダイニングは、一般的にキッチンのリフォーム計画に組み込まれることが多いことから、約15年といわれているキッチンの交換時期が、リフォームを行うひとつの目安となります。また、経年による壁・床の汚れや劣化が目立ち始めた頃はもちろん、家族構成やライフスタイルの変化もリフォームのタイミングといえるでしょう。
ダイニングはキッチンとの関わりが最も深いスペースです。リフォームでは、キッチンからスムーズに料理を運べる動線を確保したいもの。ダイニングテーブルの配置は、座った際に流しが丸見えになる位置では落ち着きません。また、トールタイプの食器棚を置くときは、テーブルに座るひとに圧迫感のないよう配慮しましょう。
ダイニングのリフォームを行う人が、リフォーム前に疑問に思うことを集めました。知っているとリフォームがスムーズに進みます!
くつろぎ感とニオイがこもらないメリット
キッチンが独立していると、LDKタイプのオープンな空間に比べ、リビング・ダイニングがゆったりと使えて、よりくつろげるスペースになります。また、調理中・後のニオイがリビング・ダイニングにこもらないこともメリットといえるでしょう。
食事ができる場所を確保しておきましょう
工事がスタートすると、日常的に使用していた食事の場所が使えなくなるので、別の部屋にテーブルを移して団らんのスペースを確保しておきましょう。また、食器棚の移動がある場合は、中のお皿などが割れないよう梱包したり、前もって避難しておくと安心です。
空気をキレイにするデザインタイル
エコカラットは調湿性に優れ、ホルムアルデヒドなどをキャッチして空気をキレイにする働きがある内装材。デザインも豊富なことから、機能性+インテリア性で人気が高まっています。ニオイを吸着する効果もあって、食事の場に相応しい壁材といえます。
10万円~25万円程度をみておきましょう
施工面積や工事内容により費用は異なりますが、10万円〜25万円程度を目安に。もちろん、床材の種類や遮音性などの性能によって価格は違ってきます。合板よりコストのかかる無垢材でも、比較的に手に入れやすい価格体のものも流通しています。
ダイニングのリフォームを依頼する会社を選ぶときは、こんなところをチェックすると安心度がアップします。
リフォーム会社によっては、特定の住宅機器メーカーとのパイプが太い場合があります。ダイニングのリフォームはキッチンと一緒に行うことが多いので、システムキッチンのメーカーに希望があるときは、そのメーカーに強い会社に依頼すると、コストや情報面で有利。会社を選ぶ際には、ぜひ確認をしたいところです。
費用の見積りは1社でなく、必ず複数の会社から取りましょう。特に、リビング・ダイニング・キッチンのレイアウト変更を行うような、大がかりな工事になる場合は重要。詳細で丁寧な見積りをだしてくれる会社は信用できるといえ、比較・検討もしやすくなります。また、費用の相場を知ることにもつながります。