「リフォームO-uccino(オウチーノ)」に寄せられたご質問のなかからマンション大規模修繕に関するよくある質問を集めました。
管理組合、修繕委員会、管理会社について
- 「管理組合」と「修繕委員会」はどう違うのでしょうか?
- 管理組合とは、区分所有者全員で構成される組織のこと。管理組合の代表である「理事会」は短期での交代が多いため、長期にわたる大規模修繕を成功させるためには専門の組織が必要となります。それが「修繕委員会」です。
- 「管理組合」と「管理会社」の関係は?
- 管理会社とは、マンションの維持管理を行う専門業者のことです。管理組合は管理会社に管理委託費を支払うことで、マンション管理の実務を管理会社に委託しているのです。
- 「管理会社」に修繕工事を依頼する場合のメリット・デメリットは?
- マンションのことをよく知る管理会社に工事を依頼すれば、住民側の手間は大幅に削減されます。しかし、業者の選定なども任せることになるので、談合によって価格調整が行われてしまう可能性もあります。
修繕計画と資金計画。大規模修繕の計画について
- 建物そのものの寿命と修繕時期の関係は?
- マンションそのものは60年以上の寿命を持っていますが、その間、約10〜12年の周期で修繕工事を行うことになります。修繕が必要な時期は、部位や状況によって異なります。
- 長期修繕計画とはどのようなものですか?
- マンションのどの部分を、いつまでに、どのように修繕すればよいのか、またそのためにはどのくらいの資金が必要になるのかをまとめたのが長期修繕計画です。劣化の状況によっては、数年周期での見直しも考慮しましょう。
- マンションの耐震性が心配です
- 耐震診断を受けましょう。結果によっては耐震改修が必要になります。大規模修繕と同時に行えればよいのですが、そのためには入念な資金計画が必要となります。
- 修繕工事に追加工事が発生することはありますか?
- 見積もり時や設計時に想定できなかった劣化が見つかった場合や、高所のため調査できなかった場所に劣化が見つかった場合などは、当初の計画に追加で工事が必要となることがあります。
大規模修繕工事の業者選定について
- 大規模修繕のコンサルタントとはどのようなものですか?
- 改修計画の作成のほか、施工会社の選定支援、改修工事の監理業務などを請け負ってくれます。また、施工費が適正かどうかを第三者の視点から判断してもらうことも可能です。
- 修繕工事の相見積もりは可能でしょうか?
- もちろん可能です。ただし、あとで各社の見積もりをきちんと比較できるよう、依頼前に決まった仕様書を作成しておき、それを基にした見積もりをもらうようにしましょう。
- アフターサービスはどの程度期待できますか?
- 例えば、防水工事は10年、シーリング工事は7年など、部位ごとに性能保証年数が設定されています。ただし、施工会社が倒産してしまった場合はアフターサービスを受けられなくなることもあるので、業者選定は慎重に。