今、注目のエコリフォーム Vol.2【外壁・屋根・天井・床の断熱リフォーム】
ここ最近の注目キーワードとなりつつある「エコリフォーム」。前回はエコリフォームの代表格である「窓の断熱リフォーム」についてお話しましたが、続く二回目の今回は「外壁・屋根・天井・床の断熱リフォーム」についてご紹介しましょう。
■家全体の断熱工事で、我が家のエコ性能を高めよう!
- 「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」では、家の上下左右に断熱材を敷き詰める必要があります。この際、住宅エコポイントを獲得するためには、住宅エコポイント事務局の基準に基づいた一定の量の断熱材選択する必要があるので、注意が必要です。窓の断熱工事に比べると、家全体が工事箇所となるため時間・費用ともに掛かりますが、断熱性能は非常に高くなります。
- 外壁と屋根の場合は「外断熱」「内断熱」のどちらでも住宅エコポイントを獲得できます。外断熱の場合は外壁の塗り替えが必要になりますので、その分コストは増えます。また外壁・屋根・天井・床の断熱工事では、既存のものに断熱材を入れる工法と、取り払って新たな構造を入れる工法どちらも可能ですので、コストを考えると既存の構造を活用する方がオトクかも知れません。
- これらを踏まえると、外壁のリフォームやスケルトンリフォームとあわせて断熱工事を行えば、スムーズに行えると言えるでしょう。もし断熱工事を検討していないのなら、断熱工事も合わせて行うようなプランに変更した方がよいでしょう。
- 窓断熱工事と同じく、使用する建材は熱伝導率など断熱性能が確認された断熱材で、住宅エコポイント事務局に登録されたものだけが対象となりますので注意が必要です。登録されている建材はこちらから確認できます。基準を満たせば、外壁では100,000ポイント、屋根・天井で30,000ポイント、床で50,000ポイント獲得できます。
■外壁・屋根・天井・床をリフォームする際の注意点は?
- 家全体で断熱リフォームを行うときの注意点は「通気性」をしっかりと確保しておくことでしょう。
- 通気性が悪くなった時に発生する大きな問題は「カビ」と「露結」です。これは断熱工事だけの問題ではありませんが、開口部を確保しなかったために壁の内部がカビだらけとなり、悪臭に苦しむというトラブルも発生しています。
- カビの発生源でもある「結露」も問題です。露結が発生するとシロアリやカビが生じやすくなるとともに、健康面でもあまりいい面はありません。外断熱工法の場合、結露を生む湿度差が壁中で発生しないため、内部結露に強いというメリットがあります。
- 最近の断熱工事では、通気層を設けることで壁内の湿気を逃がすような工夫がなされています。また壁の中に透湿防水シートを設けるなど、防水加工を強化することで水分・湿気の侵入を抑えている事例もあります。
■「住宅エコポイント」で気をつけるべきポイントは?
- 一般の方にはどうも分かりにくい印象が強い住宅エコポイント。ここでは断熱工事に関わる「住宅エコポイント」の注意点をまとめておきましょう。
- 先ほども説明しましたが、断熱工事に使用する建材は熱伝導率など断熱性能が確認された断熱材で、住宅エコポイント事務局に登録されたものだけが対象となりますので注意が必要です。特に温暖化効果のある「フロンガス」を使用した建材は、エコの視点から適用外となっています。
- 獲得した住宅エコポイントは「全国百貨店共通商品券」をはじめとした様々な商品や金券と交換できます。交換できる商品はこちらから確認できます。他の部分でリフォームをご検討されているようでしたら、リフォーム工事の費用に当ててしまうのもオトクな使い方です。追加で実施する工事費用への充当の場合は即時交換可能であり、また1ポイント=1円換算で換算されます。
- またバリアフリー工事を検討している場合は、断熱工事と合わせて行う方が断然お得です。バリアフリー化も「住宅エコポイント」の対象となりますが、そのためには「窓の断熱改修」か「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」のどちらかとセットで行う必要があるので注意が必要です。
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