この作品を手がけた建築家 中村知紀(株式会社設計本舗) 東京都国分寺市日吉町1-30-35 私の仕事場の開け放した窓からは、夏休みに入って白球を追う子供たちの歓声が風に乗って聞こえてきます。何時も開け放したこの窓からは、季節に応じて色々な物が飛び込んできます。花の香り、鳥の声、入道雲に稲妻、遠くのたき火の香り、除夜の鐘の音・・・。いつも身近に自然があり、自然の中で長閑に仕事をしていま... 依頼主の要望 高齢化の進む地方の小都市のクリニックなので、利用者は近隣の高齢者が多く、それゆえ安全で使い易い施設計画を希望されました。 建築家のコメント 今回の計画では、単純な構成により誰にでも分かり易い導線計画とし、小さなお子さんから高齢の方まで安心して利用できる施設づくりを目指しました。また、内外にわたって自然素材を利用し、素材の持つ温かみや親しみ易さにより、自分の家にいるような安心感を持っていただけるように心がけました。待合室に隣接したウッドデッキの中庭は気候の良い季節は屋外の待合室となり、四季折々の自然を楽しめ、内外一体となった癒しの空間としています。 工事の種類 その他 建物の種類 次世代クリニック・医療施設 総工費(目安) - 所在地 茨城県 行方市 設計・デザインのポイント 自然豊かな周辺環境に調和するように、水平線を強調した伸びやかなシルエットとし、その中から垣間見える中庭の緑により自然との一体感を演出しています。エントランス脇の大きな白い壁は、このクリニックのある霞ヶ浦の心象風景ともいえる帆引き船の大きな帆をイメージし、建築と一体となったサインとして、地域のランドマークとして計画しています。全体的にはシンプルな構成とし飽きのこないデザインとしています。 構造 木造軸組み工法 施工面積 - 築年数 - ロケーション 郊外 沿線 - 工期 - メディア掲載 - この建築家のプロフィールを見るこの建築家の作品一覧を見る