この作品を手がけた建築家 堀紳一朗(忘蹄庵建築設計室) 東京都文京区小日向2-20-7 長く使い続けていただける心配りの行き届いた居心地のよい建築空間をご提供したいと考えています。和モダン、和風建築、茶室にも対応します。 新築だけでなくリフォームやリノベーションの実績も多数あります。既存住宅状況検査や耐震診断などを行って中古物件に価値を生み出すことも大切にしています。 依頼主の要望 子供の受験を控えこれまで親子で使用していた寝室を子供に譲り、リビングの一角に建具で仕切れる小上がりを作りそこを夫婦の寝室として使いたいというご要望でした。リビングの一部としてもなじむ木質素材の仕上げであることと、大容量の床下収納の確保が求められました。 建築家のコメント 小上りを施工するにあたり、まず大工と家具屋のどちらに施工してもらうかを考えました。大工は現場の状況に合わせて臨機応変にまたぴったりと隙間なく施工できるという利点がある一方、家具屋は工場で制作したものを組み上げていくため現地での工期が短いという利点があります。受験勉強に支障がないよう工期を短くすることと工事費が抑えられることから家具屋の施工としました。出来るだけ隙間なく取り付けられるよう入念に取付方法の検討と実測を行いました。 工事の種類 リフォーム・リノベーション・増改築 建物の種類 集合住宅(収益マンション・アパート等) 総工費(目安) 95万円 所在地 東京都 施工前 施工中 床下収納を配置 施工中 米松材敷居の取り付け 施工中 杉床板の取り付け 施工中 米杉材柱・鴨居の取り付け 完成 建具を取り付けたところ(正面より) 建具を取り付けたところ(斜めより) 小上り内部 設計・デザインのポイント 狭く仕切られた空間では床・壁・天井などの仕上がりが目に近いため、すっきりとしたデザインであればあるほど職人技が見えてくる作り込まれたディテールが必要です。米杉の柱と鴨居、米松の敷居、厚さ36mmの杉床板などを仕上げ材に使用しました。白を基調に統一感のあるデザインとなっている現状のマンションに本物の素材、本物の空間を取り入れることで全体の質感が高まり、豊かなリビング空間になりました。 構造 RC造(鉄筋コンクリート造) 施工面積 - 築年数 15年 ロケーション 都市部 施工前の間取り 沿線 - 工期 - メディア掲載 - この建築家のプロフィールを見るこの建築家の作品一覧を見る この建築家にプラン相談