建築家 オウチーノ

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平屋 和風モダンの家

築60年の一部を残した住宅の建て替え

この作品を手がけた建築家

堀紳一朗
(忘蹄庵建築設計室)
【堀紳一朗】
東京都文京区小日向2-20-7
長く使い続けていただける心配りの行き届いた居心地のよい建築空間をご提供したいと考えています。和モダン、和風建築、茶室にも対応します。 新築だけでなくリフォームやリノベーションの実績も多数あります。既存住宅状況検査や耐震診断などを行って中古物件に価値を生み出すことも大切にしています。
依頼主の要望 愛着のある茶室だけを残して住宅を建て替えたいというご相談をいただきました。昭和27年に建てられてから増改築が繰り返され、多い時には3世代で生活していましたが、現在は奥様が一人で使われています。老後を見据えた豊かな一人暮らしの空間を求められました。
建築家のコメント 既存建物のうち玄関脇の茶室が来客に、親族の集まりに、奥様が開く茶道教室にと広く活用され愛着があるため残すこととなり、既存の茶室棟、新築の住居棟、その2棟を玄関で繋ぐというプランになりました。既存建物に増築していくことは法律の制約で難しい場合がありますが、今回は増築方法を工夫することで希望の間取りが叶うこととなりました。
工事の種類 リフォーム・リノベーション・増改築
建物の種類 一戸建て
総工費(目安) 2500万円
所在地 神奈川県
設計・デザインのポイント 既存建物のうち愛着のある茶室を残して住宅を建て替えた計画でした。既存の茶室を一つの棟として残し、新築の住居棟、その2棟を玄関で繋ぐというプランとしました。外観は茶室棟の屋根勾配や外壁に調和がとれるように仕上げ、内部は屋根勾配から生まれる天井高さを活用し、天井裏に収納スペースを広く確保しました。法規上は既存建物への増築ということになります。
構造 木造軸組み工法
施工面積 75.0m2
築年数 50年以上
ロケーション 都市部
施工前の間取り
沿線 -
工期 -
メディア掲載 [和の素材]を生かすデザイン手法建築知識2013年5月号
ステキに暮らす50代からの住まい方宝島社 2015年4月