この作品を手がけた建築家 清水裕子+清水貞博+松崎正寿(有限会社atelierA5建築設計事務所) 東京都世田谷区経堂3-3-14 atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がその家で暮らし始める時、10年経た時にでも、依頼して良かったと絶えず実感して頂けるような家をつくりたい... 依頼主の要望 厳しい建築条件の中で、最大限の住空間を確保すること。 建築家のコメント 敷地は都内の高台の傾斜地に位置し、敷地面積は約33坪あり戸建住宅としては十分であるが、用途地域が第一種低層住居専用地域、建蔽率55%、容積率100%、斜線制限、条例など厳しい法規制がかかる。上記の条件より、斜面に沿った最大限の地盤を積層することで、敷地全体を有効化することを提案した。地盤は浮かせることで十分な採光、通風を確保するともに、外部へと視線を連続させたり、地盤の段差にスリットを設ける事で上階のテラスへと視線を連続させている。斜面に沿った敷地に最大限の地盤を積層させることで、全ての層が敷地最大限に有効化されると共に、その地盤上の諸室に接地性をもたらし、諸室から地盤、地盤から外部へと空間が広がっていく住宅を実現している。 工事の種類 注文住宅 建物の種類 一戸建て 総工費(目安) 5720万円 所在地 東京都 ガレージはガラス張りの書斎ス... 半透過する目隠しから光が漏れ... 書斎からガレージを見る 地盤の段差にスリットをを設け... 半透過する目隠しで包まれた開... 半透過する目隠しで包まれたウ... ゆったりとくつろげるパウダールーム 設計・デザインのポイント 1層目の地盤は、東南の道路面をガラスとしてその廻りにテラスを配置している。テラスの外側には半透過する目隠しを設けることで、道路面からの視線を遮りながら、柔らかい光を内部空間にもたらし、リビング、ダイニング空間に広がりをもたらしている。2層目の地盤には、それぞれ独立した各諸室の必要ボリュームを配置し、残った地盤をテラスとすることで、各諸室から直接テラスへ出ることが可能となっている。 構造 その他(RC造+鉄骨造) 施工面積 - 築年数 - ロケーション 高台 沿線 - 工期 - メディア掲載 テレビ東京の建物図鑑2012 10/7 この建築家のプロフィールを見るこの建築家の作品一覧を見る この建築家にプラン相談