この作品を手がけた建築家 清水裕子+清水貞博+松崎正寿(有限会社atelierA5建築設計事務所) 東京都世田谷区経堂3-3-14 atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がその家で暮らし始める時、10年経た時にでも、依頼して良かったと絶えず実感して頂けるような家をつくりたい... 依頼主の要望 奥行きの狭い土地だが、内部空間を最大限に確保したい。各フロアのつながりをつくりたい。 建築家のコメント 敷地は奥行き約3.2m、間口約15m、面積は51㎡の細長い狭小地である。奥行き3m弱の細長い敷地に対し、いかに内部空間の広がりを確保するかが課題となった。前面道路は10mで東面に位置し、さらにその先に線路があるため、採光、眺望は十分に確保出来る。その前面道路に対し、建物の間口を最大限に確保するように配置すると、部屋の内寸の奥行きは2.1mとなる。奥行き2.1mの中でベッドやキッチン、ソファーや椅子などを配置すると、部屋はほとんど制限され、どうしても窮屈な印象を持った空間となってしまう。その問題に対し、各部屋を出窓化することで、最大現に内部空間を広げることが出来るのではないかと考えた。 工事の種類 注文住宅 建物の種類 一戸建て 総工費(目安) 2150万円 所在地 神奈川県 正面から見ると大きな建物に見... 奥行きの異なる出窓が多数開い... ダイニングのベンチとなっている出窓 リビングのソファとなっている出窓 ベッド台の一部となる出窓 スキップフロアは屋上へと連続する 設計・デザインのポイント 内部はスキップフロアによって、断面的な連続性を生み出すとともに、長手方向への最大限の視界の抜けを確保している。各部屋には機能に伴った出窓を設置し、棚、カウンター、ベンチ、TV台、ソファー、ベッド等の家具と一体化させ、各部屋を成立させている。細長い狭小地において、出窓化された部屋によって、最大限に広がりを持った内部空間を確保するとともに、部屋の機能が出窓化されファサードに表出される住宅が実現した。 構造 木造軸組み工法 施工面積 - 築年数 - ロケーション 都市部 沿線 - 工期 - メディア掲載 - この建築家のプロフィールを見るこの建築家の作品一覧を見る この建築家にプラン相談