建築家 オウチーノ

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Y.house

560本の柱の密度により構成され、森の木々と呼応した外観

この作品を手がけた建築家

清水裕子+清水貞博+松崎正寿
(有限会社atelierA5建築設計事務所)
【清水裕子+清水貞博+松崎正寿】
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。 住まい手がその家で暮らし始める時、10年経た時にでも、依頼して良かったと絶えず実感して頂けるような家をつくりたい...
依頼主の要望 大きな窓があり庭の景色や空の色を楽しめる家、そして広いリビングに家族連れが集い子供同士自由に遊ぶのを見守りながら親も会話を楽しめるような家を望まれていた。
建築家のコメント 逗子の敷地の深い森は自然豊かな環境であると共に、相当に力強く圧倒的な森です。 この深く圧倒的な森と対峙し、更に生活に取り込むためには森との距離が重要な要素であり、また、周囲との円滑な関係にも生活の中の距離が重要です。 今回、我々はこの深い森を取り込みつつ、周囲との関係を円滑にするために様々な距離と関係を建築化することを目論みました。
工事の種類 注文住宅
建物の種類 一戸建て
総工費(目安) 3250万円
所在地 神奈川県
設計・デザインのポイント 森から延長する木々のような赤松の柱(約560本)の密度により開口が調整され、その幅は壁的な機能からFIX窓、換気窓、出入り口、外部の間口へと緩やかに連続していきます。 柱や壁、開口という分割はなくなり、単純に密度が表出し、それは森の木々と呼応します。 住環境が森に対して距離を取りつつ開き、周囲に寄り添いつつ距離を保つことで三者の一体的な環境形成が可能となり、林の中を散策するように生活が営まれます。
構造 木造軸組み工法
施工面積 -
築年数 -
ロケーション 郊外
沿線 -
工期 -
メディア掲載 デザインで選ぶ住まいの設備20062006年
新建築住宅特集2006年3月号
新しい住まいの設計2006年4月号
別冊新しい住まいの設計143 快楽的家2006年
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