住み心地・お金・将来性で比較!
どう違う?中古vs新築
中古住宅には、新築にはない魅力が満載。「絶対に中古!」と決めている人も、まだどちらか迷っている人も、それぞれの違いを知って、最適な住まいを選びましょう。まずは、住み心地、お金、将来性で違いを徹底比較!
比較その①利便性・住み心地
立地
住みたい街や最寄駅からの徒歩分数に譲れない条件があるなら、販売されている物件の数が多い中古の方が探しやすい傾向にあります。地域密着型の不動産会社も多いので、そのエリアの特性を熟知した担当者に、希望する物件の条件などを相談できるというメリットも。
広さ・間取り
広さや間取りは、新築も中古も、その物件によって異なります。ただ、大幅なリフォームで間取りそのものを変更できるのが、中古ならではの利点。オリジナリティの高い住まいにすることも可能です。マンションの場合は、どこまでのリフォームができるか確認しましょう。
設備・仕様
キッチンやバスルーム、収納といった住戸内の設備に目新しさや機能性を求めるなら、新築の方が有利。ただ、中古物件であっても、リフォームで最新の設備を設置することはできます。自分の好きなメーカーや機種を選べるという自由度の高さも、中古の魅力のひとつ。マンションのセキュリティ設備も年々進化していますが、数年で格段に差が出るものではありません。ピッキング対策の有無などは、物件ごとにチェックしましょう。
遮音性
一戸建ての場合はそれほど気にする必要はないかもしれませんが、マンションの場合は床や壁の性能に注意。最近の新築マンションは、遮音性に配慮された床や壁が採用されていることがほとんどですが、中古の場合は物件ごとにスペックが異なるので、確認が必要です。
近所付き合い
中古住宅の場合、近隣にどんな人が住んでいるのかが購入前に分かるというメリットがあります。新築の場合は入居前にはほとんど分かりませんが、マンションや複数の一戸建てが集まる分譲地では、一斉に新生活をスタートできるというフレッシュさがあります。
比較その②かかる金額の違い
購入価格
同じ立地や広さなら、新築よりも中古の方が、販売価格が低くなることがほとんどです。売主の利益が販売価格に上乗せされていないというお得感も。ただし、築年数が古い物件の場合はリフォームが必要になることがあるので、その費用も考慮しておきましょう。
諸費用
頭金とは別に支払うこととなる諸費用ですが、一般的に、新築物件では物件価格の3~7%、中古物件では物件価格の6~10%が必要といわれています。新築なら修繕積立基金、中古なら仲介手数料というそれぞれに不可欠な出費があるので、しっかり準備を。
住宅ローンなど
無理のない借入額であること、ライフプランに合った返済計画であることは、新築でも中古でも変わらない住宅ローンの基本条件。使えるローンの種類にも大差はありません。リフォームの費用がかさむ場合は、住宅ローンに組み込むことも検討しましょう。
比較その③将来のことを考えたら
耐久性・耐震性
新築住宅は設計時の最新基準で建設されるので、耐震性・耐久性にほぼ不安はないでしょう。中古住宅でも、新耐震性基準が施行された1981年以降に建てられたものなら、耐震性に大きな問題はないと考えられています。それ以前の物件は、場合によっては性能の確認が必要なことも。
売却のしやすさ
住まいの資産価値は立地や広さで決まる部分が大きいので、売却時の築年数が同等なら、元々新築で購入したものでも、中古で購入したものでも、優位性は変わりません。ただ、購入時に「中古」であった物件の方が、購入価格と売却額との差が少なくなることはあります。
中古のメリット
- 同じ立地・広さなら、
新築よりも価格が安い - 新築よりも
販売されている物件数が豊富 - 実物を見てから
決められるので、後悔が少ない - リフォームで
自分好みの住まいにできる - 売却時、
資産価値が下がりにくい
新築のメリット
- 機能性に優れた
最新設備が採用されている - 耐震性や
耐久性の面で安心である - 諸費用は
中古よりも低く抑えられる - 設備の老朽化などに
悩まされることが少ない - 返済期間の長い
住宅ローンが組みやすい
ライフスタイルや好みにあった選択を!
新築にも中古にも、それぞれのメリット・デメリットがあります。立地や広さ、設備の使いやすさなど、こだわりたいポイントが人によって違うように、最適な住まいも家庭によって違ってきます。長所と短所を充分に理解したうえで、理想の暮らしを叶えてくれる物件を選んでください。